虚構世界 ム

そして誰もいなくなった

この世界に残すなにか

このブログのようなものについて

昨今、ブログを書き続ければ自分のやりたいことが見つかって、収入も一緒に生まれるので幸せになれるという情報が氾濫しているように見えます。なので、あえて 「そんなことをしなくてもいいんだよ。ブログなんて書かなくてもやりたいことは見つかるんだよ。」 みたいなことを示すためにこんなものを作ってみました。はてなブログでこんなこと書いている時点で、ブログを書き続けなさいと行っている人たちと同じ穴の狢でしかないんですけどね(笑)。少なくともブログなんてものを継続していても何も得るものはありません。得るものがある人はもともと持っている人なんです。

この主張を残すために、ここでは "書かないブログ" というものを残そうと思っています。書かないと言ってもブログとしての体裁を保って書かないというだけで文章は書きます。ただし、この投稿以降のエントリは一切ありません。人間真に伝えたい事なんて一言、二言程度で十分です。思い立ったらこの文章を編集していけば、伝えたいことなど事足ります。百や千の言葉に一ミリの価値なんてありません。そう、冗長なだけで無価値なんです。


生き方が絶望的に下手くそな人間が最期に残すもの

さて、この辺で自分についての自己紹介でもしようと思います。自己紹介と言うには薄っぺらいことしか書けませんが、私は "生きる才能" ってのが絶望的にありません。少なくともコミュニティに必要とされた経験というものは生まれてから一度もありませんでした。ネットでもリアルでもです。それでも、私はこういうコミュニティを借りて未練たらしく文字を書いています。醜いものです。必要とされていないことは分かっていますが、私の簡単な略歴を言いますと短期のバイトや派遣を繰り返してどうにかこうにかやっています。そう、ネットに書けるようなきらびやかな経歴は私にはありません。


この文字も読まれることはないのは理解しています。どうしてこんなことをしてしまうのか自分でもまだ答えが出せていませんが、もしかしたらどうしようもない自分でも生きた証みたいのを残したいからこんなことをしているのかもしれません。心底くだらない理由です。人生はどうにかなる人もいればどうにもならない人もいるもんで、私はどうやら後者みたいでどうにかなるような手段がないのです。ただただ、もがき溺れて死んでいくのをたどるしか方法がないのです。


ここに書くことは私の世迷い言に過ぎません。生きる言い訳に過ぎません。死ぬことが怖いからこんな理由をつけているのかもしれません。でも、案外意味がないからこそこの世に何か残したくなるのかもしれません。そうやって、ここまで生きてしまったのが私です。そうやって、何ものにもなれないことを後悔しているのが私です。私にとって、普通はコンプレックスにすぎませんでした。劣等感と敗北感をぐるぐると繰り返しているだけの人生を送ってきました。恥の多い人生だけを送ってきました。

今までどうにもなりませんでした。これからどうなるか分からないですが、普通と言うレールから外れたらどうにもならないような気がしてます。



インターネットは誰にでも平等にできていないし、親友・宗教でもないので救ってなんてくれない。そういうものです。ブログなんてただのテキストの塊です。ただ消費されるために存在するコンテンツです。そこに人格なんてものはありません。


私はそういう世界で駄文を書き綴っている。本当にこんなものを残すべきなのかと迷いながら。